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ブラック・ウーマン |
ひたすらの熱唱。そう、あくまでもシンガーとしての彼女が思い切り出ている。クリエイターではなく歌い手という立場が非常に明確な作品だ。本当にここでは素晴らしい熱唱を聞くことができる。ボブ・マーリーの曲の出来は結構いい感じもする。だが新たなものや独自のものは当然のごとくない。レゲエを歌で真剣に感じたければこの作品は最高のものだろう。だが・・・・・
歌から離れた場合には単なる歌があるだけになってしまうのが悲しいところだ。本当に聞き惚れるというような状況でこの作品を楽しむことができるのであれば最高のものであることは確かだろう。だが、そうではなく本当に作り手としてのものを聞きたいというケースでは本当にこの作品は???の状況になるものだ。要するに独自のものは特にここにはないが、歌は最高にいい感じで聞くことができる。ポピュラーソングとして聞くのであれば本当にいいものになるのだろう。だがそうではないばあいは避けた方が賢明かもしれない。何しろ彼女の歌を聞きたいという欲求があってこの作品の意味があるという状態に陥っているからだ。結構いい感じで悪くはないが、何故にこの作品という考えになった場合は、もうひたすら歌謡曲の熱唱と変わらない状態になってしまう。うーむ、本当にこれってプロデュー側の問題だよね。ちょっと残念な作品。だけどよけいなことを考えずに聞くだけだったら悪くない作品だ・・・・だがあまり印象には残らないのがね・・・・・・
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曲目 |
1.STRENGTH TO GO THOUGH
2.CONCRETE JUNGLE
3.SLAVE QUEEN
4.PUT IT ON
5.ZION CHANT
6.BLACKWOMAN
7.DOWN IN THE VALLEY
8.JOSEPH
9.MANY ARE CALLED
10.SISTER'S CHANT |
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